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海へ還った月をさがして

太陽の軌跡、月の痕跡、そして地球は回る。 美星 - miho -  since - 2007.3.25-
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  • 06/30/00:53

競演 饗宴


先日、国立博物館で開催されていた、
「対決 巨匠たちの日本美術」展を見に行きました。

雨女の私が出向いた所為で、上野はやはり雨。
けれども鴬谷から博物館までの道のりが、
しっとりと落ち着いた風景で、雨は雨でも情緒に満ち満ちていて、
それは良い雰囲気でした。

国立博物館は初めて訪れましたが、
やはり国の博物館だけあって、建物のスケールが桁違い。
そして何より、今回の展示品もスケールが違う。

歩いても歩いても、有名な画家、
そして何処かで目にした事のある絵がずらり。

まさかこんなに一同に、本物を目にする事が出来るとは思っていなかったので、
とにかくラッキーでした。

以下、少し長く成りますが、対決の軍配を記しておきます。

運慶VS快慶@
優雅さと繊細さで運慶。
このあたりは最初なので、さくっとスルー。

雪舟VS雪村@
雪村が三春町(福島)で隠居していた話にはぐっときましたが、
雪舟の筆づかいやオーラには、やや圧されていた感。
達磨の絵には圧倒されました。

永徳VS等伯
永徳のギラギラした色彩に、一瞬ドキッとされられつつも、
やはり等伯の侘び寂びがしみ込んだ繊細な植物が勝る感じ。
絵の中から、しんしんと虫の声まで聞こえてきそうでした。
京都の智積院以来の再会でしたが、やはり良かった。

長次郎VS光悦
人の頭で何も見えませんでした…

宗達VS光琳
光琳の鮮やかな風神雷神は目をひきますが、
宗達の真っ白な肌の雷神と、グリーンの肌の風神の対比は、
今見ても斬新。しかし、本物の風神雷神を拝めるとは。

応挙VS芦雪
虎虎対決(実際は猫猫対決といったらいいだろうか)
顔の可愛さや迫力は芦雪、毛並みや動的な表現は応挙。
これは引き分け…。どっちもキュート。

仁清VS乾山
人の頭でかすかに、紅葉のみ見えただけ…

円空VS木喰
木喰の作風はかなりユーモラスでしたが、
円空のおだやかな表情と対照的な荒々しい削り口の勝ち。

若沖VS簫白
今展示会で最もアーティスティックかつ、気違いじみた対決がこれ。
個人的に、すっかり若沖ファンになりました。
写真は、その二人対決です。
簫白のアバンギャルドさも危険でしたが、
若沖の狂ったような鶏への愛は面白かったです。
鶏の足下のひよこが、東京銘菓そっくりで…。

大雅VS蕪村
前者の対決ですっかり骨抜きになって、
あまり良く見ていなかった模様(記憶がありません)

歌麿VS写楽
今回の目玉、その2ですね。
中だるみしていた頭が、すっかり冴えました。
解説の声優対決も楽しい演出でしたが、
ここはやはり歌麿のあやしき妖婉さ、に、女心は軍配を…といった所。
本物の写楽は、着物の柄がしっかり見えてよかったです。

鉄斎VS大観
出口でドカーンと、二大巨匠が富士対決。
締めを飾るにふさわしい大作。
でも、この頃にはもはや疲れきっていて、
対決なんでどうでも良くなっていましたが、
爽快感ある作品でした。

いやあ、すっかり長い感想文に成ってしまった…。


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