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クレアスクリニック内科
随分体調が悪かったので、
食べ物にあたるにしても長引くなあ…と、
ひたすら、悲惨な一週間…。
いよいよもって、
仕事帰りに立ち寄った、新橋のメディカルコンプレックス内にある、
クレアスクリニック内科に行ってきました。
以前、銀座のメディカルコンプレックスの皮膚科に通っていて、
かなり良かったので、今回は内科のある新橋へ。
ここも、かなり綺麗な病院です。
印象的には、エステ風な感じで待合室も気分が良い。
先生はベテランそうなお医者さんで、
初めての患者の私を前に、症状を次から次へ言い当てて、
まるで、この先生は占い師なのではないだろうか！
という位の、的確な診断でした。
的確な診断の後、下されたのが、
ストレス性腸炎…。
うーん…自分ではそんなにもストレスはため込んだつもりは無かったのに、
結構ショック。
という訳で、ここ二週間ほど、
ドクターストップで肉魚卵乳製品、豆、洋菓子、刺激物はNG。
殆ど僧侶のような食生活を送っている訳ですが、
意外と慣れると、体も軽くなるしプチ断食的な感じで悪くはないです。
ただし、
コンビニやデパ地下なんかの食品コーナーに行くと、
動物性の食べ物を排除すると、殆ど食べるものがなくって、
ちょっと残念な気持ちに…。
早くおいしいものシリーズが書ける様に、
精進料理でリフレッシュしなくては。
それと今、ひそかに天文グッズをデザイン中。
年内には発売されると思うので、お楽しみに！
マルボロ博士への追悼
私が大学を卒業し、初めて就職した小さな自然観察施設が、
マルボロ博士と出会った場所でした。
博士は当時70近いお爺さんでしたが、
白衣を着て、颯爽と登場する様は本当に素敵で。
無口でぶっきらぼうな先生でしたが、、
ラベンダーから精製した香水の作り方をおしえて下さった時には、
とっても饒舌に、熱心にご指導していた姿が印象的でした。
そんな先生が、
「美星さん。妻に見つかると叱られるので、
これを机の引き出しにしまっておいてくれないか。」
と言いながら、時々私に預けたのが、
赤いマルボロ。
私は煙草が嫌いなのですが、
先生が気恥ずかしそうに差し出す姿が、どうしても憎めなくって、
いつもついつい、そっと引き出しに仕舞っておいてあげました。
真っ白な白衣と、真っ赤なマルボロ。
あれから故郷を離れ、東京に住み、
ようやく私も、仕事が落ち着き。
そんな便りを先生に送ったら、
先年亡くなりました、との返信がありました。
肺癌でした。
結局、こっそり楽しんでいた煙草が、
先生を天に連れて行ってしまったのかも知れない。
けれど、
時々、青空を眺めながら、
一人、悠々とマルボロをふかす先生の姿を思い出すに、
ああ、死に様も先生らしいなと。
先生がおしえて下さった、颯爽とした生き様を、
私は忘れません。
御礼と祈りを込めて。
園部先生、有り難う。
天国で、思う存分マルボロを味わえるといいですね。