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CHANEL MOBILE ART TOKYO
世界7都市を巡って、東京の代々木でも開催された、シャネル主催のモバイルアート展を、過日見てきました。
イラク出身の建築家ザハ・ハディド(Zaha Hadid)は、今ではすっかり有名です。
彼女が作った有機的な曲線をしたパビリオンは、近未来的で、
描いているSF世界をそのまま具現化させた素晴らしい建物。
この展示会では、私的に、
ハディドの建築の世界観を満喫した、といった感じ。
もちろん、展示品もユニークなものが多かったのですが、
建物のインパクトには勝らず、といった感想です。
ドバイに、ハディドが設計したオペラハウスが建つ…というニュースも、
どこかで聞きましたが、実現したら相当に凄いです。
http://www.dezeen.com/2008/06/06/dubai-opera-house-by-zaha-hadid/
せっかくなので、展示品で印象に残ったものも、一つ。
アルゼンチンの作家で、レアンドロ エルリッヒの作品は、
夕暮れの残照の中、ぼんやりとうつるヨーロッパの街並、
そして灯り。
それが水たまりの中に、映像として投影されていて、
なんとも幻想的でゆっくりとした時間が流れる。
視覚的にも、時間的にも、空間的にも、
とても面白い作品でした。
時折落ちる、波紋の中に揺らめくCHANELの小さな灯り。
入場無料だった展示会。
CHANELの太っ腹ぶりを感じると共に、
こうした芸術活動を支援するスタイルに好感が持てました。
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