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奄美の皆既の記憶 壱
いよいよ皆既日食当日、待ちきれない人々が、
5時頃にはもう床を抜け出して、場所取りに励んでいます。
私たちが観測地に選んだのは、
コーラルパームスという小さなホテルのお庭。
2分もかからず奄美の海へ直行できる素晴らしいロケーション。
早朝から少しずつ曇りはじめた空を仰ぎ、みなでため息と、やきもき。
あと数分で皆既が始まる頃になると、
皆、もう祈りを捧げながら、頭上ばかり気にするのでした。
誰かが「欠け始めた!」と叫ぶと、
みなで思い思いに、双眼鏡や日食サングラスをかざします。
太陽の下には、意地悪をするかの様に、
濃淡様々な雲が、たちこめていて、
残念ながら日食用サングラスでは透過率が低過ぎて、太陽の姿を拝めず。
目に良くはないのですが、仕方無しに、
ドルチェ&ガッバーナのサングラスのお世話に。
ああ、本当だ!
太陽が三日月の様に欠けてゆく。
そうして、
向こう側に見える海は、どんどん潮が引いてゆき、
奇跡の瞬間への気持ちをあおります。
目の当たりにする、月の引力。
やがて、空に濃紺色の影がやってきました。
どんどん、影は明るい空を埋めてゆき、
あたりは真昼だというのに、まるで残照の様な風景へ。
空気もひんやりとしてきて、
先ほどまでのうだる様な暑さが、しんと引いてゆく。
もう、居てもたっても居られずに、
ざわめく人々。
しかし、
雲は相変わらず、じらす様に、
太陽の光を、ちらちらとさせるのでした。
つづく。
写真はホテル近くの海岸のロケーション。
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今回の皆既日食は観測地点によって、結果が大きく分かれたようですね。
私は当日、空を見上げて雲が厚かったのであきらめていました。
ですが、父が雲の隙間から見えることを教えてくれて、私もダメとわかりながら裸眼でうっすらとした日食をみることができました。
また、これもダメとわかっていながらデジカメで撮影までしてしまいました。ですが、その後はまた厚い雲に覆われてしまいました。
その後はテレビで見ていました。
本当に神秘的な光景ですね。
HIROさんも無事に観測できてラッキーでしたね。
今回の日食は、どこも曇りがちでしたので、
粘り強い人or幸運な人しか、
太陽を拝む事が出来なかったみたいです。
奄美大島からさほど遠く無い、
悪石島のツアーの人達は、
本当に気の毒でした。
部分日食と皆既は迫力と神秘力が全然違うので、
HIROさんも、3年後のケアンズは、
是非行った方がいいですよ。
来年のイースターは敷居が高いですが。
今回の日食を薄くですが観測できたことは、本当に運が良かったです。
発見してくれた父に感謝です。
イースター島はある意味でとても行きたい場所ですね。
ミステリーと言いますか、神秘的といいますか、幼い頃から行きたい所のひとつです。
そのような場所で皆既日食を観測できたら、感動しすぎて頭の中が真っ白になりそうです。
イースター島には憧れを抱きつつも、
なかなか行きたい!という強いテンションは、
今迄は持ち合わせていませんでしたが、
こうなってくると、何が何でもいきたくなっちゃいますね笑。
あとは資金の問題か…。
無理かも。
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